「休みが全く取れないので、飲食店業界から足を洗うことにしました。」「シフトで穴が空いたら、社員が埋めないといけないので、休んでいる余裕なんてありません。」これらは、飲食店に働いていた人が、思い切って他のジャンルに転職する場合に、話す内容です。確かに、飲食店では、過酷な労働を要求されることが残念ながら多いと言えます。こういった会社からは一刻でも脱却したいと思いますが、飲食店の中には、限りなくホワイトである会社があることをご存知でしょうか。それは、富士そばです。富士そばは、都内近郊を中心に店舗展開している24時間営業のお蕎麦屋さんです。今回は、ホワイト企業として注目を集めている富士そばに注目をし、どのような面がホワイトであるのかを詳しく見ていきましょう。

２４時間営業なのに、ホワイト企業な理由

２４時間営業のお店と聞くと、どうしてもブラック企業だな。という印象を持っている人が多いのではないでしょうか。２４時間形態のお店では、労働環境が過酷であることから、働くことが困難であると考える人が少なくありません。しかし、富士そばはそうではありません。なぜそのようなことができているのでしょうか。実は、この会社がホワイト企業なのには、いくつかの理由があります。例えば、アルバイトへの待遇。アルバイトには、賞与や退職金といったものを払う会社はあまりありません。しかし、ここでは、アルバイトでさえも、賞与、退職金といったものが出されます。しかも、これは店舗の売り上げによって変動するのです。そのため、アルバイトの人も必死に働いてくれるのです。このような工夫をすることで、労働環境を良いものへと変えているのです。そして、これらの労働環境の原点となっているものが、経営方針なのです。経営方針の中に、従業員の生活が第一と掲げています。この方針があるから、従業員を大切にしているのです。このことが、ホワイト企業であることを支えているのです。つまり、これらを踏まえて考えると、
飲食店関係での転職を考えている人は、会社側が、労働者に対して、どのようなことを考えているのか。それが見せかけだけではなく、実際に行なわれていることであるのかを見分けながら、判断する必要があるのです。

まとめ

飲食業界は、富士そばのようなホワイト企業が多いとは一概には言えません。しかし、このような社員を幸せにしようと必死に考えている企業は少ないながらも存在しています。このような会社と出会うためには、日頃からアンテナを張っていなければいけません。その会社の労働者がどのような表情で働いているのかに注意することも必要です。飲食＝ブラック企業だから転職という選択肢がないと除外するのではなくて、飲食でもホワイト企業はあるという考えに切り替えて、これから転職活動を行ってみてはいかがでしょうか。